川西玲子です。
今回のシンポは、二つの点で興味深いものでした。
一つ目は、「持続可能な平和運動」についての展望が持てたこと。
平和運動というとどうしても自己犠牲的な辛いイメージがあり、それが若者を遠ざけた原因の一つだと思うのですが、スピリチュアリティーという視点を入れることによって自己救済とセットになります。
こうでないと、今の日本では難しいかと。
二点目は、私の持論である「サブカルチャーとの連携」可能性が見えたこと。
ベトナム反戦運動があれだけの広がりを持てたのは、サブカルチャーと一体だったから。
つまり、生活に新しい価値観をもたらしたからです。
生活がびくともしないような平和運動は広がらないと思うのです。
そういう意味で、平和運動が「センスのいい生活」と繋がっていくといいなと考えています。
なお、稲垣さんがここで問題提起されていたこと、つまり、「このシンポで語られる平和が、内面的平和にやや傾斜していたのではなかったか」という点。
それは「言葉はいらない、人は繋がれる」という感覚に由来するものだと思います。
日本で受け入れられるスピリチュアリティーは心の平和であって、あまり社会性がありません。
それが癒しになってしまう一因でもあると私は思います。
宗教にしても同じで、心に平穏をもたらすものだと思われているんですね。
だから、「社会に向かう宗教」というのはなかなか理解されません。
心と社会との間に大きな壁があるのです。
内面の世界が閉じているんですよ。
これをどう乗り越えて「友愛」に向かうかが、これからの課題ですね。
一つには、スピリチュアリティーの中で言葉をもっと重視していくことではないでしょうか。
それから、小林さんが案内された南原繁と市民性教育についてのシンポジウム、
どちらも非常に興味があるのですが、雑用に追われてなかなか参加できません。
南原繁は私の尊敬する学者の一人だし、市民性教育は山谷えり子議員あたりに聞かせたい。
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