「反テロ」世界戦争がなお継続し改憲の危機が迫る中で、平和な世界を実現するために必要なのは何でしょうか? かつての闘争的・暴力的な平和運動に対して「怖い」というイメージができてしまったのに対し、これからは、特に若い世代で関心の高いスピリチュアリティに関心を向け、スピリチュアルな非暴力的平和運動を新しく作っていく必要があると思われます。

外面的な平和を実現するためには、内面的な平和を実現することが必要であり、内面的な平和の達成は外面的な平和の実現へと寄与することが重要です。このような好循環を実現するためには、何が必要でしょうか?

宗教的・霊的運動の多くは平和の実現を希求していますが、これまでは現実の平和運動では必ずしも十分な注目がなされてはいないように思えます。他方、「反テロ」世界戦争では、宗教的原理主義などが戦争に加担しています。
 
そこで、これらの問題を考えるためには、平和のスピリチュアルなアートを開発すると共に、原理主義・靖国問題・宗教間対話など「宗教と政治」と関わる問題を考究する必要があります。そこで、様々な宗教的・霊的伝統に立脚する研究者と実践者とをお招きして、これらの点を議論しつつ、新しい平和運動のビジョンを提起したいと思っています。

平和運動に関わりながら内面性にも注目して運動を発展させたい方、またスピリチュアルな関心を持ちながら平和の実現にも関心を持たれる方、さらには平和の実現を希求される方の全てに、是非ご参加頂きたく存じます。

 小林 正弥(千葉大学教授、公共哲学センター長)

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