結成趣意書
私たちは、以下のような趣旨で、地球的公共性の観点に基づいた平和ネットワークを結成します。それは、多様性の尊重に基づく、ゆるやかな自発的結合です。理性と感性、知性と精神性・芸術性・身体性、生活世界と公共世界とを結びつけるために、「足の裏で憲法第9条を考える会」と「公共哲学ネットワークの有志」が、それぞれの表現形態を生かしながら、共通の目的を説明してみました。
(発起人 鎌田東二・小林正弥・千葉真・西田清志)
趣意書Ⅰ 「平和への希望、友愛の螺旋」
(「足の裏で憲法第9条を考える会」有志)
<私たちが志すもの>
1. 私たちは、それぞれの「いのち(生命)」の安らぎと喜びが感じられるような地球平和と公共世界を築いていくことをめざします。
2. 私たちは、生活者の視点に立ち、足元からの智恵を生かして、地球平和と公共的価値を創造していくことをめざします。
3. 私たちは、個の自立と、多様な他者との共同性をともに尊重し、地球平和のためのゆるやかな友愛ネットワークを公共的に築いていくことをめざします。
4. 私たちは、日本国憲法第9条の「戦争放棄・永久非戦」という地球平和の理念について、その文明史的意義と公共的価値を、よりいっそう力強く世界の公論に訴えていくことをめざします。
5. 私たちは、地球平和の実現のために平和大綱を作成し、非暴力的な公共的活動を行い、生きていることの喜びと楽しさを共に味わうことのできる平和の術(アート・オブ・ピース)を創造していくことをめざします。
発起人 鎌田東二・小林正弥・千葉真・西田清志
admin @ 11月 5, 2007