参院選における『平和への結集』の訴え(7/05)

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地球平和公共フォーラムでは、「参院選における『平和への結集』の訴え」に 関連して、市民が自発的に政党に対して公開質問状を送ったり、重要な呼びかけ や情報を流しています。是非皆様もご活用下さい。

創価学会員の公明党批判

日本共産党への公開質問状
(6月27日)

公明党への公開質問状(6月20日)

●「沖縄では平和統一候補が実現!」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~keiko-i/ http://itokazu.dynsite.net/

【緊急アクション】7・4「平和への結集」政党巡りアクション

小泉自民党を歴史的大敗に追い込もう!

各種・各地の訴訟情報(6/21)

①自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟(箕輪登元衆議院議員(元防衛政務次官、郵政大臣))
http://www.hg-law.jp/iraq/index.html

②自衛隊のイラク派兵を差し止める訴訟(愛知)
http://www.haheisashidome.jp/yobikake.htm

③イラク派兵違憲訴訟の会・東京(リレー訴訟)
http://comcom.jca.apc.org/iken_tokyo/index.html

④ 小泉純一郎首相の犯罪を告発するアピール「自衛隊イラク派兵準備は 私戦予備罪(刑法93条)にあたる」(2003年12月27日 前田朗)
http://homepage2.nifty.com/ukiuki/shisen.html

⑤ 「派兵は決定的違憲」市民訴訟の会・山梨
http://www.age.ac/~iken_y/

現在進行中のアクション(4/12)
イラク撤兵を実現するために、国会議員や マスコミにメー ルを送ろう

サイバーアクション:国会議員・マスコミにかんたん一斉メール
衆議院議員・参議院議員・テレビ局・新聞社・ラジオ番組、局

日本の電子政府
各府省への政策に関する意見・要望がWEB上で送信できます。

自衛隊は即刻撤退を!サイバーアクション
小泉純一郎内閣総理大臣、川口順子外務大臣、石破茂防衛長長官に
自衛隊の撤退を求めるメールをWEB上で送信できます。

平和アクション(活動)

地球平和公共ネットワークでは、平和の実現のために、研究者と市民(公共民)とが本格的に 連携し、協力して平和のためのアクション(活動)を行っています。本ネットワーク結成趣意書2「非戦の活動」にあるように、アーレントの言う言論による 「アクション(活動)」を重視する観点から、このような行動を「平和アクション」と呼ぶことにします。

 本ネットワークでは結成以来、イラク非戦声明・有事法制反対声明・包括的非戦声明と、戦争への反対声明を平 和アクションの中心にしてきました。包括的非戦声明は、「反テロ」世界戦争の総体に反対する声明ですから、この戦争が続いている限り、本ネットワークの平 和アクションの思想的・論理的機軸をなします。

2003819日に公表された包括的非戦声明においては、研究者が中心になって声明を練り上げ市民が協力しました。次の段階の平和アクションとして、今度は市民やNPOが企画して始まった次の2つの平和のイベントに本ネットワークの研究者が多様な形で協力しています。この2つのイベントは、「反テロ」世界戦争の起点となった911107という二つの日に行われます。

1.Be-in2003

2003911日のイベント(於明治公園)への参加。これは、勿論、911日に合わせたイベントで、アメリカの歴史的なBe-inにちなんだものですが、日本では昨年に続いて2回目のBe-inです。「足の裏で憲法第9条を考える会」から鎌田東二や縄文サンバがステージで音楽を披露し、art of peaceを実演しました。また、フラワー・ティーチインでは、鎌田らの司会の下で小林正弥が「世界戦争と日本」というタイトルの小スピーチをしました。このイベントについては、こちらで

2.107ピース・セレモニー ピース・アピール記者会見

10・7はアメリカがアフガニスタンで先制攻撃を行った日です。地球的平和問題会議でも、ある参加者から“107こそが、国際法に反して戦争を開始した暴挙であり、911以上に重大な問題として批判されるべきである”という趣旨の議論が展開されました(小林編『戦争批判の公共哲学』勁草書房、291頁)。そこで、先制攻撃反対の意思表示を行う107ピース・セレモニーに参加・協力します。

これは、当初「10・7ピース・ルネッサンス」という平和イベントの一環として企画されたもので、「所属・団体・組織・国籍・分野・立場を超えて手をつなぐ」という大目的を掲げて、「平和のために活動してきたピース・メーカー」が集まって記者会見を行います。その準備過程で、この目 的を今後本格的に実現するためには、この記者会見を「様々な平和グループが協力して行う独立したイベント」とした方が望ましいと考えられるようになりまし た。そこで、この大目的に共感し、本ネットワークは、ピース・ルネッサンス実行委員会と共催し、他の様々な平和グループと協力して記者会見を行うことにし ました。

若い世代のNPOや市民などのピース・メーカーと共に、地球平和公共ネットワークとして小林正弥と西田清志が出演し、包括的非戦声明の副題にある「平和の訴え」を行います。このピース・アピール記者会見では、音楽や朗読なども行われ、「足の裏で憲法第9条を考える会」もart of peaceの実演を行います。このイベントについては、ここをご覧下さい。

ここでは、地球平和公共ネットワークが中心になって、様々な平和志向の人々やグループがお互いの多様性を尊重しながら連帯する「平和への結集」を呼びかけます。そのための第1歩となる具体的な平和アクションとして、アナン事務総長が国連総会で先制攻撃を国連憲章違反として批判したことに賛同し、本ネットワークを中心にして、アナン事務総長に対してメイル・手紙・署名などでエールを送って激励する平和アクションを提唱します。

3.天木・前レバノン大使シンポ

続いて、イラク戦に反対する具 申書を出して退官させられた天木・前レバノン大使を中心にして、「日本外交と『反テロ』世界戦争――前レバノン大使・天木氏を迎えてーー」の企画に携わっ ています。今回は西田氏の発案・交渉を起点としているため、私達が当初から企画に関わり、CHANCE!pono2というNPOと共に、当初から主体的に 立案しました。従って、この11・2は、9・11や10・7よりも進んで、NPOとの協力関係が本格的なものに進展したということができると思います。

このシンポは、会場となる東大 駒場教官有志(池田信雄・山脇直司・黒住真先生ほか)と共に、公共哲学ネットワーク・CHANCE!pono2の共催で行われます。公共哲学ネットワーク の側からは、板垣・山脇先生と私がパネリストとして参加します。その他、小池清彦(新潟県加茂市市長)、岡本厚(岩波書店『世界』編集長)、 池田香代子(翻訳家・『もし世界が100人の村だったら』再話者)が参加され、下村健一氏(元TBS)が司会をして下さります。

公共哲学ネットワークが共催者 となったので、2001年度末の地球的平和問題会議、今年2月のイラク非戦会議の系列に位置づけることも可能です。タイトルには、「『反テロ』世界戦争」 が入り、山脇先生が「日本外交の哲学的貧困」、私が「日本外交に公共性はあるか?」について語りますので、「哲学」と「公共性」、合わせて公共哲学の観点 からの日本外交批判になると思います。

地球的平和問題会議は基本的に は研究者の公共的責任を果たすことを目的としていたのに対して、地球平和公共ネットワーク結成後に行ったイラク非戦会議では、それに加えてNPOの人にも 話してもらいました。今回は、それをさらに進めて、NPOと共に企画し、スピーカーも、研究者の他、元外交官・市長・編集長・翻訳家・元アナウンサーと多 彩な顔ぶれとなっています。

天木問題は、日本外交や日本政 治全体にとって極めて重要な問題を提起していますので、このシンポは公共的意義の高いものとなることを確信しています。また、公共哲学ネットワーク・地球 平和公共ネットワークにとっても、以上のような意味で新しい段階を画する試みです。具体的内容については、ここをご覧下さい。

4.「平和のために選挙に行こう」運動--「地球的平和のための投票」指 針

天木シンポの余韻に浸っている暇もない内に、総選挙を迎えることになりました。総選挙に対するアクションの必要性は、10・7の頃から議論されており、各種のNPOなどが中心になって、多様な形で「選挙に行こう」と呼びかける運動を展開しています。代表的なものとして、「Go2センキョ・キャンペーン」などがあります。

特に、天木シンポを共催したCHANCE!pono2の小林一朗氏は、シンポの最後に「選挙に行こう」という趣旨の呼びかけを行い、それに反応して、他のグループでも同様の運動が盛り上がりました。

包括的非戦声明では「地球的平和問題を総選挙の争点に」と訴えており、小林正弥も、10・7や10・13において、地球的平和問題の重要性と改憲の危険性に言及しながら、総選挙で投票する重要性を強調しました。新聞で、次のような2つのインタビューが公表されています(→こちら)。さらに、選挙直前に、これらのNPOの運動について--「同時多発テロ」とは正反対の希望を込めて--「同時多発的『選挙に行こう』運動」と整理し、包括的非戦声明の観点からの「地球的平和のための投票」指針(試案)を各種MLで流して、この運動に協力しました。

「平和のための読書」運動


―次なる行 動を可能にする思索を深めるために―

admin @ 7月 5, 2003

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