対話型発足集会 「友愛平和の風よ 吹き渡れ! ーー改憲? 国防軍? 私たちはどうすべきだろうか?」
311震災後の世界を語ろう, 公共的活動 対話型発足集会 「友愛平和の風よ 吹き渡れ! ーー改憲? 国防軍? 私たちはどうすべきだろうか?」 はコメントを受け付けていません
開催日時等
2013年2月10日(日)14:20 ~ 18:00(開場14:10)
会場:TKP渋谷カンフェレンスセンター
http://www.shibuya-kaigishitsu.net/
入場料:一般 1000円、大学生以下 無料
主催:友愛平和の風
協力:賀川豊彦記念松沢資料館、地球平和公共ネットワーク
メディアパートナー:WEBRONZA
お申込み・お問合せ先:
メール: global_spirituality@yahoo.co.jp
申し込みページ: http://bit.ly/WPV9OW
(参加お申し込みは申し込みページからお願いします。 )
呼びかけ文書全文(PDF:303Kb)
当日のチラシ(PDF:356Kb)
概要
総選挙により、自民党が大勝し、安倍政権が成立しました。安倍政権は、改憲や国防軍創設などの公約を掲げているので、参議院選挙の結果によっては、このような方向に進むかもしれません。そして、日中韓の領土問題が激化し、日本周辺でも武力衝突や戦争の危険性が現れています。
これには、若い人たちも含めて戸惑う人が多いだろうと思います。このような状況をどう考えたらいいでしょうか? そして、私たちはどうすればいいでしょうか? 私たちに何か新しくできることがあるでしょうか?
私たちは、3・11以来の脱原発への流れを踏まえて、既存の左右の対立を超えて、対話や芸術や 祈りという「アート・オブ・ピース」を重視し、平和・環境・福祉のために「友愛平和の風」という新しいポジティブ・ピース・ムーブメントを作りたいと思っています(末尾の呼びかけ文参照)。
そこで、このようなムーブメントの出発点として、呼びかけ人などの小スピーチに続いて、大学生たちなどの若い人たちにも来てもらって「白熱教室」を行います。
これは、WEBRONZA白熱教室スペシャル+総選挙直前!緊急対話集会
―この国の未来を誰に託すのか― 「これからの総選挙を考えよう――あなたは民主、自民、維新、それとも…?」にも続く対話の試みです。
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/special/2012123000001.html?iref=webronza
皆様、ぜひご参集いただき、貴重な御意見をいただければ幸いです。
プログラム
14:20ー14:30 開会挨拶 稲垣久和(東京基督教大学教授)
14:30ー15:30:第一部 「友愛平和の風・発足にあたって
ーーポジ ティブ・ピース・ムーヴメントの可能性」
小林正弥(千葉大学教授)
小スピーチ 板垣雄三(東京大学名誉教授)
「国際対話のネットワークひろげよう」
小スピーチ 戸松義晴(全日本仏教会前事務総長)
「原子力発電に依存しない生き方を求めて―ー対話による共生社会」
小スピーチ 三遊亭京楽(落語家・五代目円楽一門)
「原発と被災地と笑い」
15:30-15:40 休憩
15:40- 17:20:第二部 白熱教室「私たちはこの状況を
どう考え、どう行動すればいいだろうか?」
小林正弥(千葉大学)、大学生なども参加
17:20-17:30 友愛平和の祈り 本山一博(玉光神社権宮司)
17:30-17:40 閉会挨拶 千葉眞(国際基督教大学教授)
(延長は18:00まで)
※時間は流動的なところがあります。
※小スピーチの数や順序は変更されることがあります。
※当日の発言は録画・録音され、公開されることがありえますので、予めご了
承ください。
登壇者:プロフィール
●小林正弥:千葉大学大学院人文社会科学研究科教授
東京大学法学部卒。 ケン ブリッジ大学セルウィン・カレッジ準フェローを経て現職。公共哲学・コミュニタリアニズムの研究を通じ、マイケル・サンデル教授と交流を持ち、NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」で解説者を務める。
著作:『対話型講義 原発と正義』『友愛革命は可能か』『サンデルの政治哲学』『日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう』など。
●稲垣久和: 東京都立大学大学院からアムステルダム自由大学哲学・神学部客員教授を経て現職。公共哲学研究をもとに市民運動と関わりつつ、現在、公共福祉研究会・東京を主宰。
著作:『公共の哲学の構築をめざして』『宗教と公共哲学』『国家・個人・宗教』『公共福祉という試み』など。
●板垣雄三:東京大学・東京経済大学、各名誉教授82歳、公的な仕事は退いたが、個人として社会的・国際的に活発に活動。
非常勤講師も加えれば、全国的に40を超える大学で教えた。大規模な国際共同研究の4プロジェクトの組織者・代表者となった。日本学術会議会員、国際歴史学委員会日本委員会委員長、アジア中東学会連合会長、日本とイスラム世界の文明間対話招集者、日韓歴史家会議組織委員長など歴任。1977年、「パレスチナ問題を考える」横浜シンポジウム開催責任者。1983年 「〈イスラエルのレバノン侵略〉国際民衆法廷」組織者(小田実、芝生瑞和と)。 1990年、総務庁主催「世界青年の船」団長。2008~09年、山梨県で「板垣塾」。文化功労者(2003年)。 専門:歴史学、イスラーム学、ユダヤ人問題、比較政治学、文明誌・文明戦略著作:『歴史の現在と地域学』『石の叫びに耳を澄ます』『イスラーム誤認』など。
●戸松義晴:全日本仏教会前事務総長
東京都生まれ。慶應義塾大学、大正大学大学院卒業後、ハーバード大学神学校においてエンゲイジド・ブディズムと生命倫理を学び神学修士取得。仏教者による「いのち」の問題、終末期医療への取り組みはなにかを探求。全日本仏教会事務総長・日本宗教連盟事務局長など歴任。現在、心光院住職を務める傍ら、浄土宗総合研究所主任研究員、大正大学・東洋大学非常勤講師、国際医療福祉大学三田病院倫理委員、(公財)生命科学振興会理事。
著作:『寄り添いの死生学』『Buddhist Care for the Dying and Bereaved』『Never Die Alone』「仏教とターミナルケア――エイズホスピス寺院から学ぶもの――」など。
●三遊亭京楽:落語家・五代目円楽一門
1988年 三遊亭円楽に入門、1992年 真打にスピード昇進、1988年ニューヨークにて独演会、以降毎年ニューヨーク・ボストン・ロサンゼルスにて公演、2004年 新作福祉落語の活動が朝日新聞ほか数紙に取り上げられる。2010年 中国3都市での中国語字幕落語公演を行う。落語防災、福祉落語、環境ミュージカル落語、日本語・英語字幕落語などの新作落語を創作。
●本山一博
玉光神社権宮司。神道系の新興宗教である玉光神社の後継者
30歳代半ばより宗教対話に携わっている。
●千葉眞:国際基督教大学教授
著作: 『ラディカル・デモクラシーの地平』、『アーレントと現代』
『「未完の革命」としての平和憲法』など。
呼びかけ文(短縮版)
友愛平和の風――世界へのアート・オブ・ピース
いま、日本は大きな分岐点にある。一方では、東日本大震災・原発事故によって、紫陽花革命と呼ばれるような官邸前の脱原発デモが大きな盛り上がりを見せた反面、原発を維持し、偏狭な国家主義を復活させる流れも存在し、日中韓の領土問題が激化して、武力衝突の危険すら生じている。そこで、私たちは、広島・長崎の被爆や福島の被曝という二重の体験に基づき、日本から、友愛(愛・慈悲・仁など)と正義を中心的理念として、反核脱原発非戦、環境保全、貧困問題の解決などを論点として議論し、地球的ないし地域的な平和・良き環境・福祉の実現を目指して、なるべく多くの人びとの地球的結集を図りたいと思う。さらに、私たちは友愛に基づく政治や平和的経済、さらには友愛世界が実現することを目指す。この大きな目的の実現には、人種・民族・宗教・価値観などの差違を乗り越えて、友愛に基づき、「和して同ぜず」という「和」(調和)の精神で、超党派的・超宗派的に協力することが必要である。意見の一致を無理に求めず、個々人の行動の自由を尊重して、友愛に基づく対話によって、運動がダイナミックに発展していくことを目指す。その方法として、闘争的・暴力的な方法ではなく、内的平安に基づいて外的平和の実現を目指し、精神的な友愛に基づき、非暴力的なアート・オブ・ピースとしての「友愛平和の対話・祈り(瞑想)・芸術」を発展させたい。私たちは、こうして、明るく、楽しい「ポジティブ・ピース・ムーブメント」を巻き起こし、友愛平和の風を地球中に吹き渡らせたい。それによって二度と被爆や被曝が起こらないように力を尽くし、地球の危機を回避して、地球的友愛により平和・良き環境・福祉という公共善を実現することを、改めて心に誓う。
●呼びかけ人
稲垣久和(東京基督教大学教授・公共哲学)、上村雄彦(
●賛同人
青山治城(神田外語大学・法哲学)、新井光興(救世真教会長)、
ソフィア)、細田満和子(星槎大学教授・社会学)、松本哲弥 (㈱ナインハーツ取締役)、森中定治(日本生物地理学会・生物学)、宮平望(
admin @ 12月 31, 2012