第4回平和公共哲学研究会(正式プログラム)2004/07/04

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 小林正弥です。第3回研究会では、「平和への結集」シンポを受けて、世界社

会フォーラムを検討し、小林一朗・加藤哲郎両氏から極めて充実した話を聞かせ

て頂きました。


 今回は、その検討をさらに深めるべく、連帯経済を中心にして、「もう一つの

世界とは何か?ーー連帯経済を中心にして」を主題とし北沢洋子氏に報告をお願

いしました。北沢氏は、第1回世界社会フォーラムに日本人としてただ一人参加

され、精力的な執筆・講演活動をされています。多数の著作を刊行しておられ、

最近は、『利潤か人間か―グローバル化の実態と新しい社会運動』(コモンズ)

を出版されました。


 「社会経済」ないし「連帯経済」が話題になりますので、コメンテーターは小

林彌六氏(経済学者)にお願いしました。


 なお、北沢氏は、イラク派兵違憲訴訟も起こされており、「個人が毎日、毎日

訴訟運動への呼びかけ」を行っています(第1回口頭弁論が6月14日に

行われます)。

http://www.jca.apc.org/~kitazawa/



 今回は選挙直前でもあるので、研究会の時間を短くして報告者を一人にし、研

究会後に、「平和への結集」の観点からの投票について議論を行いますので、ご

関心の方はこちらにもどうぞ。


 また、今回は会場が新しい場所です。会場設定と資料準備のため、今回は事前

に参加申し込みを行います。以下に6月中に申し込んで下さい。では、よろしく

ご参集のほどをお願いします。


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第4回平和公共哲学研究会(正式プログラム)


主題:「『もう一つの世界』とは何か?――連帯経済をめぐって」


報告者:北沢洋子(国際問題評論家)

     「反グローバリゼーションと連帯経済について」


コメンテーター:小林彌六(筑波大学名誉教授)

     「友愛経済学の観点から」(仮題)


日時:7月4日(日) 13:45(13:20開場)~17:00


場所:麹町区民館、洋室A

   所在地  〒102-0083 麹町2-8

   電話    3263-3831

  交通 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩5分、東京メトロ有楽町線麹町

     駅から徒歩5分、都バス麹町2丁目から徒歩5分 


施設案内:地図は

https://www.shisetsu.city.chiyoda.tokyo.jp/culture/servlet/PStartServlet

(「はじめに」→「施設案内」→「麹町区民館」(左上)を選択)



http://www.city.chiyoda.tokyo.jp/sisetu/yakusho.htm (簡単な地図)


プログラム(変更の可能性あり):

   司会:小林正弥

   1.北沢洋子報告 13:45ー14:45

   2.コメント(小林彌六)と返答 15:00-15:30

   3.質疑   15:30-17:00   


資料費:一般 1000円、学生 500円


注意事項:


・タイム・テーブルや終了時刻は、当日の議論の流れに即して変更する可能性が

  あります。

・なお、この研究会は、後日の公開のためにビデオなどで記録を取りますので、

  この旨予めご了承ください。

・会場設定や資料準備のため、できるだけ6月中に以下に申し込んで下さい。た

  だし、当日参加も可能です。

・研究会終了後に、以下の「平和への結集」会合を行います。一般参加も歓迎し

  ます。


 17:45-20:30

  「政治における『平和への結集』」


  「2大政党制論の問題性ーー平和連合というユートピア」(小林正弥)

 「『平和への結集』の観点からの投票」(司会 小林正弥)


主催:地球平和公共ネットワーク

問い合わせ・申し込み先:杉浦isugiura@h4.dion.ne.jp

            ファックス 044-211-9930


参考文献:

 ・世界社会フォーラム報告「シアトルからムンバイまで」

  北沢洋子「世界は地の底から揺れている」『世界』2004年3月号。

      http://www.jca.apc.org/~kitazawa/

 ・北沢洋子『利潤か人間か―グローバル化の実態と新しい社会運動』(コモン

   ズ、2004年)

 ・『もうひとつの世界は可能だ』

   ~世界社会フォーラムとグローバル化への民衆のオルタナティブ~

    ウィリアム・F.フィッシャー  トーマス・ポニア編著

    加藤哲郎 監修  一橋大学大学院生グループ 訳

    日本経済評論社

   (帯から:もはや世界はひとつではない

        《多様な運動体によるひとつの運動》

        《多様なネットワークによるひとつのネットワーク》

   国際投機、福祉・環境、反戦、差別、暴力などさまざまな問題に世界の民

   衆が立ち上がった。)


プロフィール:

●北沢洋子  http://www.jca.apc.org/~kitazawa/

   1955年  横浜国立大学経済学部卒業

   1959~1969年  アジア・アフリカ人民連帯機構(AAPSO)の国際事務局(エ

     ジプトのカイロ)に勤務

   1973年 帰国後、提言型NGOのアジア太平洋資料センター(PARC)の創設に

       加る

   1974年 日本企業のアパルトヘイトへの関与について南アフリカに現地調

      査 同年9月、国連総会において調査結果を証言

   1976~1980年 世界キリスト教会協議会(WCC)の経済問題諮問委員会のメ

      ンバー

   1980~1990年 立教大学法学部、信州大学経済学部、長崎大学教養学部、

      中央大学商学部で非常勤講師を勤める

   1990年 横浜で、国際開発協力NGOの草の根援助運動を創設

   1995年 コペンハーゲンの国連世界社会開発サミット(WSSD)にNGO代表と

       して、政府代表団に参加

   1998年 最貧国の債務帳消しキャンペーン日本委員会(Jubilee 2000

      Japan)を創設、共同代表を勤る

   2001年 Jubilee 2000を途上国の債務と貧困ネットワークに改名

       日本平和学会会長に就任(2003年10月終了)

   2004年3月 『利潤か、人間かーーグローバル化の実態と新しい社会運動』

      (コモンズ)刊行


●小林彌六

   1933年長野県生まれ。1956年東京大学経済学部卒業。東京大学大

   学院社会科学研究科博士課程修了、経済学博士。筑波大学名誉教授、明海

   大学名誉教授。

   青年時代、「マルクス理論体系の再検討(上・下)」(『思想』第461

   ・466号)でマルクス経済学の限界を指摘し、近代経済学や諸学との統

   合の必要性を提起。その後、『資本主義と社会主義』『現代資本主義分析』

  (上・下)など著書7冊を刊行してから、1992年『新生日本への道ーー

   政界再編成を提言する』(お茶の水書房)で、資本主義・社会主義に代わ

   る「第3の道」として友愛(社会)主義の思想を提示。その内容は、『新

   ユートピア経済学』(1993年)・『友愛主義宣言』(1995年、い

   ずれもたま出版)、『21世紀の新経済学』(文芸社、1999年)、

   『新しい経済学と世界観』(春風社、2001年)などにまとめられてい

   る。


admin @ 7月 4, 2004

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